Object Storageの認証方法
Object Storageはまず、そのサービスと接続するために認証トークンの発行が必要になります。その後そのトークンを使って、データを追加や変更できるようになります。
エンドポイントは以下のURLです。
ヘッダーの「Content-Type」に「application/json」を、ボディに以下の認証に必要なjsonデータを指定します。これは先ほど確認した「サービス資格情報」の情報を適宜指定します。
これをPOSTでリクエストします。curlの実行コマンドは以下になります。
curl -i \ -H "Content-Type: application/json" \ -d ' { "auth": { "identity": { "methods": [ "password" ], "password": { "user": { "id": "<credentials_userId>", "password": "<credentials_password>" } } }, "scope": { "project": { "id": "<credentials_projectId>" } } } }' \ https://identity.open.softlayer.com/v3/auth/tokens ; echo
これを実行すると以下のようなレスポンスが返ってきます。「X-Subject-Token」ヘッダーの情報が認証トークンになります。
HTTP/1.1 201 Created Date: Fri, 05 Aug 2016 06:05:23 GMT Server: Apache/2.4.6 (CentOS) OpenSSL/1.0.1e-fips mod_wsgi/3.4 Python/2.7.5 X-Subject-Token: <AUTHENTICATION_TOKEN> Vary: X-Auth-Token x-openstack-request-id: req-xxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxx Content-Length: 12626 Content-Type: application/json . . .
Object Strageでファイルデータを追加、変更、読み取りをする
トークンを手に入れたら、ファイルデータにアクセスするためのエンドポイントURLを組み立てます。
エンドポイントのURLは以下のとおりです。
- https://<access point>/v1/AUTH_<project ID>/<container namespace>/<object namespace>
各項目について説明します。
access point
access pointはダラス、ロンドンの2つのリージョンと、内部アクセス・ポイントとパブリック・アクセス・ポイントのそれぞれURLが決まっています。
リージョン | 内部アクセス・ポイント | パブリック・アクセス・ポイント |
---|---|---|
ダラス | https://dal.objectstorage.service.open.networklayer.com/ | https://dal.objectstorage.open.softlayer.com/ |
ロンドン | https://lon.objectstorage.service.open.networklayer.com/ | https://lon.objectstorage.open.softlayer.com/ |
Bluemix内部からObject Storageサービスにアクセスするときには内部アクセス・ポイントを使い、Bluemixの外部からObject Storageサービスにアクセスするときにはパブリック・アクセス・ポイントを使います。今回はリージョンをダラス(米国南部)でパブリック・アクセス・ポイントでURLを組み立てます。
project ID
これはObject Storageサービスの「サービス資格情報」のprojectIdを指定します。
container namespace
コンテナの名前を指定します。先ほど作成した「container1」とします。
object namespace
これはファイル名を指定します。任意に決められますが今回は「sample.json」とします。
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