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オープンから1年、LINE KYOTOは今どうなった? 少人数で高い専門性を持つエンジニア集団の実態

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こぶりなオフィスだと小回りが利く 地元に愛される拠点へと

 LINE KYOTOのオフィスはまだ規模が大きくないため、小回りが利きやすい。例えば東京でイベントを開催するなら会場準備だけでも「一仕事」になってしまうが、LINE KYOTOならさほど大がかりにはならない。イベントや企画を始めやすい。

 開所当時と比べると常駐するエンジニアの総数はそう大きく変わっていないものの、出張や短期間だけオフィスを使う社員もいるほか、将来的には100名規模の組織を目指していることもあり、そろそろ現在のオフィスでは手狭になってきた。そのため2019年9月頃をめどに現在のオフィスからそう遠くないところにオフィスを移転する予定だという。

 なお学生向けのインターンも実施している。2019年の募集は終了しているが、京都でのインターン募集枠最大30名に対し、約600名の応募があったという。オフィスが小さく、受けいれ可能な人数が多くないため、短期間のスケジュールにすることでより多くの学生にLINEの開発現場を経験してもらおうとしている。「実際の開発現場ではどう働いているのか。エンジニアが何に気を回しているかなど、インターン体験から学んでほしいです。けっこう手作り感あるのが分かると思います」と池邉氏は言う。

 一方、LINE KYOTOではエンジニアリングマネージャが果たす役割も大きく、マネジメントができる人材の採用にも意欲的だ。エンジニアリングマネージャはエンジニアチームをビルドするのが大事な役割だ。開発中のコードをレビューするだけではなく、中身を理解して他部署からの問い合わせに答えたり、別チームと意見が食い違う場合は調整役になったりすることもある。エンジニアの開発を阻害する要因をできるだけ排除し、エンジニアの成長を促す。LINE KYOTOはエンジニアのみの拠点なので開発に集中できる一方、疎かになりがちな他拠点とのコミュニケーションを担うエンジニアリングマネージャは貴重な存在になるというわけだ。

 どんなエンジニアがLINE KYOTOに向いているだろうか。藤原氏は「LINE KYOTOはまだ立ち上げてから1年の小さいオフィスなので、チームや職場が育っていくのを経験したいエンジニアには向いていると思います」と話す。現在二十数名なので、1人増えただけでもインパクトは大きい。みんな仲間を増やしたいから応募者の面接やイベントにも積極的だという。

 今後のLINE KYOTOについて池邉氏はこう話す。「地元に愛される拠点に育ってほしいです。地元に縁がある人が職場に加われば、より京都に開いた拠点になると期待しています。エンジニアが京都や関西圏にUターンする時、京都の学生さんが就職する時、LINE KYOTOが候補に挙がるといいなと思います」

LINE KYOTOについて

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

篠部 雅貴(シノベ マサタカ)

 フリーカメラマン 1975年生まれ。 学生時代、大学を休学しオーストラリアをバイクで放浪。旅の途中で撮影の面白さに惹かれ写真の道へ。 卒業後、都内の商業スタジオにカメラマンとして14年間勤務。2014年に独立し、シノベ写真事務所を設立。雑誌・広告・WEBなど、ポートレートをメインに、料理や商品まで幅広く撮影。旅を愛する出張カメラマンとして奮闘中。 Corporate website Portfolio website

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/11590 2019/07/05 12:00

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