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Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門(AD)

Silverlight 2で大きく変わったコントロール

Silverlight 2で作成する業務アプリケーション入門 (2)

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サンプル1:ログオン画面にSilverlightを使用する

 では、実際にコントロールを使ってみましょう。Silverlightを使用し、ログオン画面を作成します。アカウント情報の内容をチェックしたうえで「ようこそ画面」に遷移します。サンプルではユーザー一覧のデータバインディングなどは行わず、極力単純な構成にしてあります。コントロールがどのように利用されるかのイメージをつかみましょう。下に本サンプル実行時のログオン成功画面と失敗時の画面を示します。

サンプル1を実行/成功画面
サンプル1を実行・成功画面
サンプル1を実行/失敗画面
サンプル1を実行・失敗画面

Silverlightのイベントハンドラ

 サンプル実装に入る前に、Silverlightのイベントハンドラについて簡単に触れておきましょう。

 Silverlightでは、インターフェイスはXAMLで定義し、コードロジックは別途、C#/VBなどで別のファイルに記述することができます。インターフェイス定義とロジックが分離しているため、ロジック側のファイルは「分離コードファイル」と呼ばれることもあります。

 連載第1回でも確認しましたが、Visual StudioでSilverlightプロジェクトを作成すると、「Page.xaml」というXAMLファイルが自動生成されます。これと同時にXAMLファイルに対応する、分離コードファイルも生成されます。Visual StudioのソリューションエクスプローラではXAMLファイルの左側の[+]をクリックすると、分離コードファイルを表示することができます。分離コードファイルには自動的に「Page.xaml.cs」のようにXAMLファイルに対応する名前が付けられます。「.cs」などの拡張子は言語の種類を表しており、この場合はC#言語のコードファイルであることを意味します。

ソリューションエクスプローラ プロジェクト作成直後
ソリューションエクスプローラ プロジェクト作成直後

 分離コードファイルに作成したクラスとXAMLは相互にアクセスできるので、これを利用してイベントハンドラを記述します。分離コードファイルでイベントハンドラの中身を記述し、XAML側でイベントに記述したメソッドの名前を指定することで、イベントをハンドリングできます。対象とするイベント名をXMLの属性として、ハンドラを値として記述します。

 以下は、「ボタンが押されたときにHello_Clickというメソッドを呼び出す」というイベントハンドリングの例です。

Silverlightのイベントハンドリング
Silverlightのイベントハンドリング

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 土井 毅(ドイ ツヨシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

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