インスタンス上でEBSボリュームを利用可能にする
それでは、EBSボリュームをAttachできたところで、実際にインスタンス上からEBSボリュームを利用できる状態にしていきます。
インスタンス上でEBSボリュームを確認
まずは、インスタンスに接続(SSHログイン)します。
$ ssh -i fedora_test.id root@ec2-75-101-198-177.compute-1.amazonaws.com
先ほど接続したEBSボリュームを、OSが正しく認識できているかを確認します。
ec2# ll /dev/sd* brw-r----- 1 root disk 8, 1 2008-08-24 07:29 /dev/sda1 brw-r----- 1 root disk 8, 2 2008-08-24 07:29 /dev/sda2 brw-r----- 1 root disk 8, 3 2008-08-24 07:29 /dev/sda3 brw-r----- 1 root disk 8, 32 2008-08-24 07:31 /dev/sdc
Attachするときに指定した「/dev/sdc」として認識できています。
ファイルシステムの作成
では、接続したEBSボリュームにファイルシステムを作成し、利用できるようにしていきます。ファイルシステムの作成には、Linuxではおなじみのmkfs
コマンドを使用します。今回は試験的な利用ですので、mkfs
コマンド内での設問を全てyes
で答えることとし、以下のコマンドを実行します。
ec2# yes | mkfs -t ext3 /dev/sdc
ファイルシステムをマウント
ファイルシステムの作成が終了したら、次はそのファイルシステムをマウントします。今回は、「/vol」というディレクトリを作成し、そこをEBSボリュームのマウントポイントとします。
ec2# mkdir /vol ec2# mount /dev/sdc /vol
マウントが完了したら、df
コマンドでパーティション状況を確認してみます。
ec2# df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/sda1 10321208 1136444 8660476 12% / /dev/sda2 153899044 192072 145889348 1% /mnt none 873880 0 873880 0% /dev/shm /dev/sdc 5160576 141440 4756992 3% /vol
上記のとおり、作成した5GBのEBSボリュームが、問題なく認識できていることが確認できました。