はじめに
第4回を迎えた本連載ですが、これまではLiftのView層やModel層の個々の要素の解説にとどまっていました。
今回は、View層とModelを組み合わせて、Twitterのクローンのようなアプリケーションを作成しながら、Liftを利用した開発の流れを説明することで、具体的なアプリケーションを構築するイメージをつかんでいただける内容になっています。
対象読者
- Javaは知っているが、Scalaも学んでみたいと思っている方
- ScalaでのWebアプリケーション開発に興味がある方
必要な環境
最低動作環境
- J2SE 5.0 JDK
推奨環境
- J2SE 6.0 JDK
- Apache Maven 2.10
- Scala 2.7.5
アプリケーション作成の流れ
アプリケーションを作成する流れは、次のとおりです。今回は、これまでのおさらいを兼ねて、1からアプリケーションを作成します。
- mavenを利用してLiftプロジェクトを作成する
- Modelを定義する
- 画面のTemplateを作成する
- Modelへの検索や登録を行うSnippetを作成する
- アプリケーションの設定を追加する
では、上記の流れに沿って説明を行います。
プロジェクト作成
mavenコマンドでLiftプロジェクトを作成します。コマンドラインから、リスト1のように入力することで、プロジェクトが作成されます。
mvn archetype:generate -U \ -DarchetypeGroupId=net.liftweb \ -DarchetypeArtifactId=lift-archetype-basic \ -DarchetypeVersion=1.0 \ -DremoteRepositories=http://Scala-tools.org/repo-releases \ -DgroupId=demo.twitterclone \ -DartifactId=twitterclone \ -Dversion=1.0