SPREAD for ASP.NET 5.0JのAzure動作検証
次は、SPREAD for ASP.NETを試してみます。表計算コンポーネントの定番ともいえるコンポーネントで、Excelとの親和性も高いのが特徴です。
SPREAD for ASP.NETをWindows Azure開発環境で動作させてみる
まず、先ほどの手順と同じように、WebRole側のプロジェクトにaspxファイルを新規追加してツールボックスからSPREAD for ASP.NETをドラッグ&ドロップし、デザイナで次のような画面デザインを定義します。
Windows Azureの実環境にはSPREAD for ASP.NETはインストールされていないので、「fp_client」フォルダをプロジェクトに追加すると共に、次のコンポーネントを参照設定してプロパティウィンドウの「ローカルコピー」欄をTrue
にし、DLLを一緒に配布します(VBの場合、参照設定を指定してプロパティウィンドウに表示するためにはソリューションエクスプローラで「すべてのファイルを表示」をOnにする必要があります)。
- FarPoint.CalcEngine.dll
- FarPoint.Excel.dll
- FarPoint.PDF.dll
- FarPoint.Web.Chart.dll
- FarPoint.Web.Spread.Extender.dll
- FarPoint.Web.SpreadJ.dll
SPREADは、一覧表示系のコンポーネントなので、データセットと連結して複数データを表示してこそ真価を発揮します。実行している環境の環境変数を取得してデータセットに格納するコードを用意し、そのデータセットを表示するためのコードを記述します。
Public Class CZ1102Spread Inherits System.Web.UI.Page Protected Sub Page_Load(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) _ Handles Me.Load If Not Me.IsPostBack Then Call GetRecords() End If End Sub Private Function GetRecords() As Boolean Dim ds As DataSet Using _proc As New CZ1102DataClass ds = _proc.GetRecords End Using Me.CZ1102_FpSpread.DataSource = ds Me.CZ1102_FpSpread.DataBind() Return True End Function End Class
準備ができたので、Windows Azure開発環境のEmulatorで動作するかを確認してみます。問題なく動作する事が確認できました。
SPREAD for ASP.NETをWindows Azureにデプロイして動作させてみる
ローカル開発環境での実行が確認できたので、ソリューションにあるWindwos Azureプロジェクトを右クリックして[発行]メニューを選択します。発行が完了したら、Windows Azureにアクセスして動作を確認します。
アイコンなども含めて正常に動作していることが確認できました。