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インストールマニアックス ~ グレープシティコンポーネント meets Windows Azure

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2011/03/04 14:00
目次

InputMan for ASP.NET 3.0JのAzure動作検証

 InputMan for ASP.NETは、日本の業務シーンで要求されるような入力欄を実現するためのコンポーネントです。SPREAD、ActiveReportsと合わせて「業務アプリをつくるならコレ!」とお勧めできるコンポーネントです。

InputMan for ASP.NETをWindows Azure開発環境で動作させてみる

 WebRole側のプロジェクトにaspxファイルを新規追加してツールボックスからInputMan for ASP.NETをドラッグ&ドロップして、デザイナで次のような画面デザインを定義します。

図18 InputMan for ASP.NET
図18 InputMan for ASP.NET

 InputMan for ASP.NETに必要なDLLは次の通りです。

  • GrapeCity.Web.Input.V30.dll
  • GrapeCity.Web.Input.V30.Resource.dll

 この2つを参照設定としてプロパティウィンドウの「ローカルコピー」欄をTrueにします。これで準備ができたので、開発環境で実行するとデバッグが開始できない旨の表示がでて、実行が停止します。

 MultiRowの場合と同様に、「Web.Config」にsystem.webServerを追記し、次のように記載することで起動時のエラーは回避できます。

<system.web>
   <httpHandlers>
     <add path="IMWebResource.axd" verb="GET" type="GrapeCity.Web.Input.Core.IMWebResource"
       validate="true" />
   </httpHandlers>
   <compilation debug="true" strict="false" explicit="true" targetFramework="4.0" />
   <machineKey decryption="AES" …(略)… />
 </system.web>
 <system.webServer>
   <handlers>
     <add name="IMWebResource" preCondition="integratedMode" path="IMWebResource.axd" type="GrapeCity.Web.Input.Core.IMWebResource" verb="GET" />
   </handlers>
   <validation validateIntegratedModeConfiguration="false" />
 </system.webServer>

InputMan for ASP.NETをWindows Azureにデプロイして動作させてみる

 InputManもデプロイしてWindows Azure実環境での動作を確認してみます。ソリューションエクスプローラで、Windos Azureプロジェクトを右クリックし、[発行]を選んでWindows Azure実環境へデプロイします。

 デプロイが完了したら「Windows Azure Activety Log」に表示されているURLにアクセスして、正常動作を確認します。

図19 InputManのWindows Azure実環境での実行結果
図19 InputManのWindows Azure実環境での実行結果

まとめ

 Windows AzureがフルIISモードに対応したことで、以前は手間やノウハウが必要だったASP.NET Webフォームからの移行が、かなり楽になりました。その楽さは、ASP.NET Webフォーム用のコンポーネントを使った場合にも享受できることが、今回の検証で見えてきました。

 将来的には、ASP.NET対応のコンポーネントは、WebRole対応と同義に近くなると思います。現状でも、フルIISモードであれば、既存ASP.NET WebフォームのプロジェクトをWindows Azureソリューションに追加し、WebRoleプロジェクトとして登録することで、動作確認できます。このように、比較的少ない手順で、導通テストのようなことができるのも、フルIISモードの利点といえるでしょう。

 今回の検証を通し、Windows Azureアプリケ―ション作成において、市販コンポーネントも含め、ASP.NETと近い感覚で開発できる時期が、すぐ近くまで来ているように感じました。

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連載:現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(ComponentOne Studio)

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著者プロフィール

  • 初音玲(ハツネアキラ)

     国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。  個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。  Microsoft MVP for Windows Development...

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