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Power Automate Desktopチュートリアル

無償デスクトップ自動化ツール「Power Automate Desktop」でテキストの暗号化を自動化する

Power Automate Desktopチュートリアル 第19回

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暗号化したファイルを保存する

[7]保存フォルダーを作成するためにドキュメントフォルダーを参照する

 [フォルダー]アクショングループから[特別なフォルダーを取得]アクションを配置します。

図:特別なフォルダーを取得アクションの配置
図:特別なフォルダーを取得アクションの配置
図:特別なフォルダーを取得アクションの設定
図:特別なフォルダーを取得アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • 特別なフォルダーの名前:ドキュメント
  • 生成された変数:%Documents%
    (生成された変数のノードを展開してSpecialFolderPathをクリックすると編集できます

[8]保存用のフォルダーを作成する

 [フォルダー]アクショングループから[フォルダーの作成]アクションを配置します。

図:フォルダーの作成アクションの配置
図:フォルダーの作成アクションの配置
図:フォルダーの作成アクションの設定
図:フォルダーの作成アクションの設定

 以下の入力をして保存します。

  • 新しいフォルダーを次の場所に作成:%Documents%
  • 新しいフォルダー名:暗号化

[9]保存ファイルに付けるため現在日時を取得する

 [日時]アクショングループから[現在の日時を取得]アクションを配置して、そのまま保存します。

図:現在の日時を取得アクションの配置
図:現在の日時を取得アクションの配置

[10]取得した現在日時をテキストにする

 [テキスト]アクショングループから[datetimeをテキストに変換]アクションを配置します。

図:datetimeをテキストに変換アクションの配置
図:datetimeをテキストに変換アクションの配置
図:datetimeをテキストに変換アクションの設定
図:datetimeをテキストに変換アクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • 変換するdatetime:%CurrentDateTime%
  • 使用する形式:カスタム
  • カスタム形式:yyyyMMdd_HHmmss

[11]保存ファイルパスを変数に設定する

 [変数]アクショングループから[変数の設定]アクションを配置します。

図:変数(保存ファイルパス)の設定アクションの配置
図:変数(保存ファイルパス)の設定アクションの配置
図:変数(保存ファイルパス)の設定アクションの設定
図:変数(保存ファイルパス)の設定アクションの設定

 以下の入力をして保存します。

  • 変数:%resultFilePath%
  • 値:%NewFolder%\%SelectedFile.NameWithoutExtension%.Encrypted%FormattedDateTime%.txt

[12]暗号化テキストを保存ファイルに書き込む

 [ファイル]アクショングループから[テキストをファイルに書き込む]アクションを配置します。

図:テキストをファイルに書き込むアクションの配置
図:テキストをファイルに書き込むアクションの配置
図:テキストをファイルに書き込むアクションの設定
図:テキストをファイルに書き込むアクションの設定

 以下の入力/選択をして保存します。

  • ファイルパス:%resultFilePath%
  • 書き込むテキスト:%EncryptedText%
  • エンコード:UTF-8

[13]保存ファイルを開く

 [システム]アクショングループから[アプリケーションの実行]アクションを配置します。

図:アプリケーションの実行アクションの配置
図:アプリケーションの実行アクションの配置
図:アプリケーションの実行アクションの設定
図:アプリケーションの実行アクションの設定

 以下の入力をして保存します。

  • アプリケーションパス:%resultFilePath%

[14]実行する

 フローを保存して実行します。入力したキーは次の復号のフローの実行時に使用しますので忘れないようにしてください。ファイル選択ダイアログでは[1]で用意したテキストファイルを選択します。

図:暗号化キーの入力
図:暗号化キーの入力
図:ファイルの選択
図:ファイルの選択
図:暗号化フローの実行結果
図:暗号化フローの実行結果

次のページ
暗号化したファイルを復号する

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 飯島 聡(WINGSプロジェクト イイジマ サトシ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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