Planning Business Modelerのインストール
Planning Business Modelerのインストールを開始します。
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PerformancePoint 2007のインストール画面で[Planning Business Modeler]をクリックします。
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使用許諾契約に同意し、[Next]をクリックします。
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既定のインストールパスを受け入れ、[Next]をクリックします。
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[Install]をクリックしてインストールを開始します。このインストールは数分で完了します(図23を参照)。[Finish]をクリックします。
Excelアドインのインストール
残る作業はExcel用の「PerformancePointアドイン」をインストールすることですが、私のSQL Server上にはExcelがないので、Office 2007アプリケーションをインストールしてある「MOSS Server(ABCMOSS02)」上に、このアドインをインストールすることにします。
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「ABCMOSS02」からISOにマップし、インストールプログラムを再起動します。[Install PerformancePoint Add-in for Excel]をクリックすると、必要条件が確認され、「ADOMD.NET 9.0」が必要であることが通知されました。この画面には、ADOMD.NETのインストーラの入手先へのリンクが表示されます(図24を参照)。このMOSS Serverは、他の必要条件をすべて満たしています。
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ADOMD.NETのインストールリンクにアクセスし、アプリケーションをダウンロードした後、画面の指示に従ってインストールを行いました。古いバージョンがインストールされていることを示すメッセージが表示されたので、アップデートするよう指定しました。
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ADOMD.NETのインストールが終わると、[Directory Selection]画面が表示されます。ここでは既定の場所をそのまま使用し、[Next]をクリックしました。
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次の画面で[Install]をクリックして、インストールを開始します。
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インストールは約30秒で完了します。[Finish]をクリックして終了します。
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ここでExcel 2007を開いてみたところ、図25のように[PerformancePoint]リボンが表示されました。
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[PerformancePoint]リボンでアクティブになっているいくつかのボタンのうち[Connect]ボタンをクリックし、図26のようにPerformancePointシステムのURLを入力したところ、「Successfully connect」というメッセージが表示されました。[OK]をクリックします。
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[OK]をクリックしてウィンドウを閉じると、別のウィンドウが表示されます(図27を参照)。この処理が完了すると、[PerformancePoint]リボンにもう1つ別のツールが追加され、新しいタスクペインが表示されます(図28を参照)。
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今はまだインストールモードの途中で、引き続き「Monitoring Server」のインストールに進まなければならないので、ここではこのツールについてこれ以上触れません。インストールがすべて完了したら、あらためて説明することにします。
まとめ
これで、最初の部分のインストールが完了しました。Microsoftをビジネスインテリジェンス(BI)領域の正当なベンダーとみなす組織が増えてくると、IT部門には、PerformancePointをインストールしたプロトタイプやテスト環境を構築してほしいという依頼が寄せられるようになるでしょう。
本シリーズの次回の記事では「Monitoring Serverのインストール」を取り上げ、その後「Analytics Server」(現在もProClarity Serverと呼ばれています)に進みます。この記事が、読者の皆さんがPerformancePoint Planning Serverのインストールプロセスに取り組む際の参考になれば幸いです。少なくとも、このインストールプロセスで行う手順のチェックリストぐらいにはなるのではないでしょうか。