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ComponentZine(PlusPak)

ドロップダウン表示したグリッドコントロールを使ってデータ入力する.NETアプリケーションの作成

「PlusPak for Windows Forms 6.0J」のGcComboFrameコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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GcComboFrameコントロールの作成

 続いて、GcComboFrameコントロールを作成します。

 (1)すでにGroupBoxコントロールを配置してあるので、その中にGcComboFrameコントロールを配置します。

 (2)Labelコントロールを6つ配置し、列見出しを作成します。そして、GcComboFrameコントロールのコンテンツエリアに、Labelコントロールを5つ、NumericUpDownコントロールを1つ配置します。Labelコントロールは、Textプロパティの値を削除し、BorderStyleプロパティを「Fixed3D」に、BackColorプロパティを「White」にします。

LabelコントロールとNumericUpDownコントロールを配置する
LabelコントロールとNumericUpDownコントロールを配置する

 (3)GcComboFrameコントロールのプロパティウィンドウで「DropDownSettings」プロパティを展開し、「AutoSize」プロパティを「True」にします。これで、ドロップダウンウィンドウのサイズがC1FlexGridコントロールのサイズに合わせられます。

 (4)作成したGcComboFrameコントロールを4つコピーし、GroupBoxコントロール内に均等に並べます。

 なお、GcComboFrameコントロールをコピーすると、中に組み込んだLabelコントロールのオブジェクト名(Name)が右から連番で自動的に付与されていきます。なので、これを左から連番になるように修正しておいてください(あとでコードでデータを転送する際に混乱しないようにするためです)。

コピー直後のLabelコントロールの並び順: Label16  Label15  Label14  Label13  Label12
修正後の並び順: Label12  Label13  Label14  Label15  Label16 

 (5)最初に作成したGcComboFrameコントロールのスマートタグを開き、「ドロップダウンコントロール」のリストから「C1FlexGrid1」を選びます。

 これで、C1FlexGridコントロールはGcComboFrameコントロールに連結し、ドロップダウンウィンドウで表示されるようになります。そして、フォームにあった「C1FlexGrid1」コントロールは非表示になります。

 C1FlexGrid1コントロールにアクセスするには、Visual Studioのプロパティウィンドウの上部にあるコンボボックスを開いてC1FlexGrid1を選択します。

「ドロップダウンコントロール」のリストから「C1FlexGrid1」を選ぶ
「ドロップダウンコントロール」のリストから「C1FlexGrid1」を選ぶ

 (6)同様の手順で、順番にGcComboFrameコントロールの「ドロップダウンコントロール」にC1FlexGridコントロールを組み込んでいきます。

 組み込んだらプログラムを実行させ、GcComboFrameコントロールのドロップダウンボタンをクリックしてC1FlexGridコントロールが表示されるのを確認します。

GcComboFrameコントロールのドロップダウンボタンをクリックして
C1FlexGridコントロールが表示されるのを確認する
GcComboFrameコントロールのドロップダウンボタンをクリックしてC1FlexGrid1コントロールが表示されるのを確認する

 (7)最後のGcComboFrameコントロールだけ、ドロップダウンウィンドウをコントロールの右側に表示するようにします。GcComboFrameコントロール(GcComboFrame5)のスマートタグを開き、「ドロップダウンの方向」のリストから「Right」を選びます。これで、このコントロールだけドロップダウンウィンドウはコントロールの右横に表示されます。

「ドロップダウンの方向」のリストから「Right」を選ぶ
「ドロップダウンの方向」のリストから「Right」を選ぶ
ドロップダウンウィンドウはコントロールの右横に表示される
ドロップダウンウィンドウはコントロールの右横に表示される

 (8)バルーンチップ表示のために、すべてのGcComboFrameコントロールのMouseHoverイベントハンドラを作成します。

 (9)そして、最初のGcComboFrameコントロール以外は、Enabledプロパティを「False」に設定し無効にしておきます。

次のページ
バルーンチップの作成

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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