OSのインストール
必要なパーツが用意出来たら、次はOSのインストールを行います。OSのインストールはRaspberry Piではなく、別の作業用パソコン上で行います。Raspberry Piで利用できるOSは、以下の公式サイトからダウンロードできます。Linuxベースのもの以外にも、Windows10 IoT CoreやRISC OSも利用できます。RISC OS はARMアーキテクチャシステム向けに設計されたOSです。
今回は、Rasbianを使用します。Rasbianは、DebianというLinuxディストリビューションをベースにつくられたRaspberry Pi用のOSで、Pythonのプログラミング開発環境があらかじめインストールされています。
RasbianのOSイメージは以下のサイトからダウンロードします。[Download ZIP]ボタンをクリックします。
ZIP形式のファイルを解凍すると、2015-05-05-raspbian-wheezy.imgというOSのイメージファイルが生成されます。
このイメージファイルからRaspberry Pi起動用のmicroSDカードを作成するため、「Win32 Disk Imager」というツールをダウンロード/インストールしてください。執筆時の最新版のインストーラは、Win32DiskImager-0.9.5-install.exeです。
Win32 Disk Imagerのインストールが完了したら、起動します。次の画面で、ダウンロードしたRasbianのイメージファイルを指定して、[Write]ボタンをクリックします。しばらくするとmicroSDカードへの書き込みが完了します。
組立
作成したmicroSDカードとパーツを組み立てます。なお、電源ケーブルを指すと、Raspberry Piが起動しますので、各パーツやmicroSDカードを装着した後で、最後に電源ケーブルを指します。
なお、あらかじめ無線LANのネットワークが構築し、Raspberry Piが無線LAN経由でインターネットに接続できるようにしておいてください。
なお、microSDカードの挿入スロットは、Raspberry Piの背面になりますので注意してください。