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「PyCon JP 2012」レポート

PyCon JP 2012 開催前レポート
~第5回 併設イベントの紹介

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 第4回はセッションやハンズオン以外の昼食・パーティなどのさまざまな要素を取り上げました。最終回となる今回は、初の試みである『併設イベント』の紹介です。

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併設イベントについて

 併設イベントとは、PyCon JPと同じ期間に同じ会場内でPyCon JP以外のPythonコミュニティ主催によるイベントを行うというものです。併設イベントの各コミュニティによる濃いセッションが開催されることが期待されます。

 今年は以下の4つの併設イベントが開催されます。

App Engine Conference 2012 9月15日 11:00-17:15
Django & Pyramid Con JP 2012 9月15日 11:00-9月16日 11:45
SphinxCon JP 2012 9月16日 15:15-18:30
NVDA Workshop in Japan 9月16日 15:15-18:30

 それぞれのイベントのプログラム一覧は併設イベントページをご覧ください。

 開催される時間と会場の詳細はPyCon JPのタイムテーブルにありますのでご確認ください。

併設イベントを立てた理由

 PyCon JP座長寺田です。

 PyCon JP 2012では、座長である私の強い意向でこの併設イベントを設けることになりました。日本には多くのコミュニティがありますが、それぞれ単独では国際的なイベントを開催するのは難しいのではないかと感じています。PyCon JPとの併設イベントという形であれば運営コストが大幅に下がり、各コミュニティ主導でセッションを作りイベントが開催できるのではないか、というアイデアを実現したものです。今年は最初のチャレンジとして、手探りながら協力いただける各コミュニティの皆さんと一緒に、イベントを盛り上げていければと思っております。

 他にも併設イベントには以下のような思いを込めています。

  • Pythonに関連するコミュニティが一同に集まる
  • 『こんなツールがあるのか』という気づきを作ってくれる
  • 併設イベントを機にコミュニティが盛り上がり、独自のイベント開催へと発展してくれる

 横のつながりを深め、コミュニティ同士やユーザ間のつながりを深めていただき、さらに、来場者のみなさんには、さまざまなセッションに参加していただければと思います。

App Engine Conference 2012

Google App Engineの紹介

 Google App EngineはGoogleが提供する、優れた自動スケーリング機能を持つWebアプリケーションプラットフォームです。App Engineを使うことにより、開発者はインフラストラクチャーの管理をすることなしに、アプリケーションの開発に専念できるようになります。

 2008年4月にプレビューとしてリリースされてから4年の間に順調に成長し、現在では100万のアクティブなアプリケーションをホストし、1日に75億のWebリクエストを、また月に2兆回のデータストアオペレーションを処理するまでになりました。去年の終わりからSLAやプレミアサポートなど、ビジネスでも安心して使えるような体制が整い、さらなる発展が見込まれています。

Google App Engineコミュニティの紹介

 日本のApp Engineコミュニティ(ハッシュタグ #gaeja)は世界的にみても非常に活発で、不定期ですが頻繁にApp Engine ja Nightというイベントが開催されています。イベントの告知は各種ソーシャルメディアの#gaejaなどで行われています。またGoogle App Engine Japanグループでは日本語で情報交換を行ったり、コミュニティやGoogle社員からのサポートが受けられます。

App Engine Conference 2012

 App Engine Conference 2012は9月15日と17日の開催です。15日にはApp Engine Python版の新機能についてのセッションを中心として、実際のユーザーの声が聞けるパネルディスカッションのコーナーや、またコミュニティハングアウトと称して、App Engineに関心のある人が集まって懇親できる場も用意しました。17日のSprintでは、App Engine Python2.7を使用したハンズオン形式のコードラボを実施予定です。

 プログラム詳細についてはApp Engine Conference 2012イベントページで確認できます。

次のページ
Django & Pyramid Con JP 2012

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この記事の著者

保坂 翔馬(ホサカ ショウマ)

どこにでもいる普通のプログラマ。 主にPython界隈で活動中で、勉強会に出没したり、PyCon JP運営チームに参加するなど。 最近はPyPyに興味を持って開発・翻訳などをしたりしている。 パーフェクトPythonの著者の一人 PyCon APAC 2013副座長 Python mini Hack-a-thonの主催の一人 趣味は自転車・バイク・ボルダリングなど。 Twitter: @shomah4a ブログ: プログラマのネタ帳 二冊目

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

寺田 学(テラダ マナブ)

一般社団法人PyCon JP 代表理事。Plone Foundation Ambassador。株式会社CMSコミュニケーションズ 代表。NVDA日本語チーム 監査。Zope/Ploneの専門家として,大学系・公共系などのCMSコンサルティングや構築を手がけている。PyCon JPには、初回からスタッフとして活動。他のOSS活動も行っている。開発者してはPloneコアコミッターとして,Ploneの開発にも携わっている。Tw...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

清水川 貴之(シミズカワ タカユキ)

ドキュメンテーションツール Sphinx のメンテナ。 Sphinx-users.jp 運営。 一般社団法人PyConJP理事。 株式会社ビープラウド所属。 著書/訳書:「Pythonプロフェッショナルプログラミング第2版」「Sphinxをはじめよう」「Pythonプロフェッショナルプログラミング」「エキスパートPythonプログラミング」。 http://about.me/shimizukawa

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道須 利一(ミチス トシカズ)

株式会社マリーチ代表。Django, Google App Engineなどを使って独自製品・サービスを開発しながら、Python以外にはJavaやPHPでの開発も請け負っている。主にDjango 1.4ドキュメント翻訳でdjangoproject.jpに関わる。昨年15年ぶりに少林寺拳法を再開したが、頭と身体がついていかない。Twitter: @michisu

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

小宮 健(コミヤ タケシ)

株式会社タイムインターメディア所属。Ruby, Perl, PHPなどの経験を経て、最近はPythonを使っているギーク見習い。現在Sphinx-users.jp会長。blockdiag, seqdi...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

西本 卓也(ニシモト タクヤ)

NVDA日本語チーム代表。大学教員を経て個人事業者として独立。音声合成や音声認識、視覚や聴覚に障害がある人を支援する情報技術に興味を持つ。世界で注目されているオープンソースのスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)NVDA日本語版の開発メンバー。共著書に「バージョン管理システム(CVS)の導入と活用(ソフト...

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