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5分でわかるActiveReports帳票(AD)

5分でわかるActiveReports帳票-ActiveReports Server(応用編)

ActiveReports for .NET 9.0Jで作るサンプル帳票(8)

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監査の有効化

 ユーザーの作成が完了したら監査を有効化します。監査の有効化は管理者ポータルから行います。

1)監査の有効化

 管理者ポータルを開き、左メニューより「監査設定」を開き[監査の有効化]にチェックを入れます。

監査の有効化
監査の有効化

 チェックを入れると詳細な設定を入力するフィールドが表示されるので、以下の値を設定します。

監査の設定値
監査情報を保持する日数 30日
プロバイダ Oracle
サービス名 XE
ユーザー名 「ユーザーの作成」の手順で作成したOracleのユーザーの名前
パスワード 「ユーザーの作成」の手順で作成したOracleのユーザーのパスワード

 値を入力したら「テスト」をクリックして接続テストを行います。「接続テストは成功しました。」のメッセージが表示されればテストは成功です。

接続テスト
接続テスト

備考

 ActiveReports ServerとOracleをそれぞれ別のマシンにインストールする場合、ActiveReports Serverをインストールした側のマシンには、Oracleクライアントを別途インストールし、ローカル・ネット・サービス名の構成を行う必要があります。(同じマシンにインストールした場合は不要です。)Oracleクライアントをインストールする方法はいくつかありますが、フルパッケージはOracle Technology Network(OTN)から入手可能です。

 接続テストが成功したら「接続」ボタンをクリックします。データベース上に監査用のテーブルが存在しない場合は、以下のダイアログが表示されるので。「はい」をクリックしてテーブルを自動作成します。

テーブル作成の確認
テーブル作成の確認

2) テーブルの確認

 SQL*Plusを起動し、作成されたテーブルを確認します。まずは、監査を有効化したときのユーザーで接続します。

SQL> connect arsuser/PASSWORD@xe;

 接続されたら、現在のユーザーが所有するテーブルの一覧を取得します。以下の4つのテーブルが自動で作成されています。各ユーザーのアクセス情報などはこれらのテーブルに格納されています。

SQL> select table_name from user_tables;
TABLE_NAME
------------------------------------------------
RequestInfo
OperationInfo
SemanticAttribute
ServiceRecord

監査レポート

 監査を有効化すると「監査アクティビティサマリー」と「監査アクセスサマリー」という2つの監査レポートが自動作成され、「レポート」ページから参照できるようになります。

作成された2つの監査レポート
作成された2つの監査レポート
監査アクティブティサマリー
監査アクティブティサマリー
監査アクセスサマリー

監査アクセスサマリー

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この記事の著者

グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/9406 2016/05/12 14:00

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