はじめに
PyCon JP 2011は参加者総数 247名(運営チーム 22名、当日スタッフ 14名を含む)、トラック数3、セッション数21(LT含む、OpenSpace含まず)と前回PyCon mini JPを大きく上回る規模で開催され、成功を収めることができました。参加いただいた皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
今回は、運営視点でのPyCon JP 2011開催レポートをお伝えします。各セッションのスライドやUstreamへのリンク、参加者のブログエントリなどは開催報告にまとめているので、そちらも併せてご覧ください。
PyCon JP 2011は以下のようなさまざまな大学・企業の協賛・協力によって開催されました。ご協力いただいた大学・企業にお礼を申し上げます。
会場提供
Gold Sponsor
Silver Sponsor
Bronze Sponsor
Snack&Beverage Sponser
告知協力
ノベルティ提供
グッズ
PyCon JP 2011では参加者へのおみやげとして、パンフレットの他に3点のグッズを用意しました。運営チームがグッズのために動き出したのが遅く、各社さんとも短い納期の中対応していただいて非常に感謝しています。
さっそくPCにステッカーを貼ってくれている方や、飴を効果的に使ってPythonを布教している方もいらっしゃるようで、喜んで使っていただいているものと思います。
街中でPyCon JPステッカーが貼ってあるPCを見かけたときには、ぜひお互いに声をかけあってみてください。
基調講演
座長をつとめました、寺田です。今回のPyConでは、基調講演には海外からPython関連で活躍する人物に登壇いただきたいという強い思いがあり、実行することができました。
なぜ海外から
海外で活躍中のPythonエンジニアに日本にお越しいただき、発表していただいた理由としては、以下のようなものがありました。
- 英語で講演していただき、国際的な会としたい。
- 国内のPythonエンジニアに、世界に目を向けてほしい。
- 世界的なPythonハッカーと日本のPythonistaが気軽に話ができる環境を提供したい。
- 海外との距離が近づいて、Pythonをもっと好きになってもらい、コミッターや翻訳者など関連するプロジェクトを行って欲しい。
- 海外のPythonistaにも逆に日本に興味を持ってほしい。
英語トラックの意義
英語での発表もさることながら、聴衆も英語力が必要となり、その面では大変だったのではないでしょうか。しかし、以下のような良い点があったと思います。
- 英語でなければ聞けない話を聞くことができた。
- 台湾からの発表者が2名来日してくれた。
- 海外からの発表者が他のセッションを聞けないということが避けられた。
今回英語での基調講演をやってどうだったか
基調講演の内容は、Tarek Ziadé氏に「Packaging」と「Python 3」に関して、60分間熱く語って頂きました。
朝一番から彼の話を聞こうと多くの方に集まっていただき、みなさん興味深く話を聞いていたように思います。講演後も、廊下でTarek氏に話を聞いている人や、書籍へサインを求める人もたくさんいました。PSF Award(Pythonコミュニティに貢献した人に贈られる賞)を受賞したTarek氏に発表いただき、彼の考えていることや日頃行っていることを共有してもらったことは大きな成果だったと思っています。海外からお呼びした意義があったと感じました。