「開発プロセス」記事一覧
-
2022/06/22
LeSSやSAFeなど、大規模アジャイルにおけるソフトウェア品質の課題とは?
変化が激しく、将来が予測しづらい不確実な時代において、システム開発の現場ではここ数年、アジャイル開発を採用することが多くなっています。さらに、従来であれば1年以上をかけて開発していた製品を、数週間から数か月の頻度で段階的、定期的にリリースする大規模アジャイル開発の取り組みも増えています。一方で、開発のスタイルが変わろうとも、競争がますます激しくなる市場において、品質がビジネスの成否を左右する重要な要素であることにも変わりはありません。アジャイル開発の中で品質を保つにはどうすればよいのでしょうか...
-
2022/05/18
コンテナ・Kubernetesに対する開発者の苦手意識を解決! SpringとTanzuが実現するDevOpsへの第一歩
エンタープライズシステムなど、大規模なシステム開発の現場でも、品質を担保したうえで開発の高速化が求められている。この課題解決のために活用されているのが「Spring Framework(以下、Spring)」をはじめとするフレームワークである。2014年にリリースされた「Spring Boot」はバージョン2.3より、開発者に馴染みのあるコマンドに手を少し加えるだけで、Dockerイメージを容易に作れるようになったという。つまりコンテナ仮想技術(以下、コンテナ)が開発者にとってより身近になる時...
-
2022/05/17
開発者がKubernetesを敬遠するのはなぜ? 苦手意識を乗り越えDevOpsを実現するために、VMwareが示す新たな視点
コンテナやKubernetesが年々普及しつつある。アプリケーションのモダナイズやクラウドネイティブ化のためには避けて通れなさそうだが、アプリケーション開発者からすると「できれば下のレイヤにはあまり関わりたくない」と敬遠したいのが本音ではないだろうか。アプリケーション開発者がKubernetesに苦手意識を持つ理由から、Kubernetesを意識しなくてもいいプラットフォームについてVMware デベロッパーアドボケイト柳原伸弥氏が解説する。
-
2022/05/12
開発者がコンテナを理解する必要はあるのだろうか? 事業価値を高める開発体験が語られたVMware×Microsoftイベントレポート
Microsoft Azureに代表されるパブリッククラウドにより、インフラ構築のスピードや柔軟性は大きく向上した。開発者にはこれらのテクノロジーによってより短期間でビジネスの価値につなげることが求められている。CodeZineでは、3月16日にオンラインイベント「VMware Developer Day on Microsoft Azure」を開催。MicrosoftとVMware、そしてパートナー企業によってAzure上のアプリケーション開発をさらに強力に推し進める技術やノウハウが披露され...
-
2022/05/09
社内のコミュニティをとりまとめる、トラステッドコミッターとプロダクトオーナーの役割 ――実践インナーソース入門
オープンソースの開発スタイルを企業内で実践するInnerSource(以下、インナーソース)は、ソフトウェア開発のスピードや品質が向上するだけでなく、縦割りの仕組みを抱える企業でサイロ化してしまった開発チームが、開発文化を変革することにも繋がります。本連載では、ソフトウェア開発に関わるそれぞれの立場の人が、インナーソースに必要な考え方や行動の価値を理解し、実践できるようになることを目標としています。第3回となる今回は、コントリビューションを受けるチームの窓口となる「トラステッドコミッター」と受...
-
2022/04/14
10年後もソフトウェアの安全性に自信が持てるように――今から始めるDevSecOpsとSBOM入門【デブサミ2022】
デブサミのテーマは「10年後も世界で通じるエンジニアであるために」。10年前は学生で、まだエンジニアの世界を知らなかった横田紋奈(よこな)氏。今ではJFrog Japanでデベロッパーアドボケイトとして活躍している。10年間はあっという間のようで、大きな変化をもたらすこともできる。10年後も開発したものをいかに安全に保つか、いかに安全なものをお客さまに届けられるか。DevSecOpsとSBOMをキーワードに解説する。
-
2022/04/06
アジャイル開発の品質課題を解決! 藤原大氏が語る、進化したテスト自動化と品質エンジニアリングとは【デブサミ2022】
アジャイル開発やDevOpsが当たり前になってきた時代において、品質のエンジニアリング化(QE)が求められるようになってきた。その中心となるのが、テストの自動化だ。その背景や技術進化について、米国ボストン発のAIテスト自動化サービス「mabl(メイブル)」のJapan Leadを務める藤原大氏が解説する。
-
2022/03/24
ソフトウェアの自動テストはこれからどう変わるのか――これまでの10年から考える【デブサミ2022】
近年、ソフトウェアテストの自動化が一般的になり、多くの企業で導入が進んでいる。自動テストなしではもう、ソフトウェア開発は成り立たないと言ってもいいだろう。では10年後、テスト自動化はどのような進歩を遂げていくのだろうか。ソフトウェアテスト専門会社であるヒューマンクレストの取締役 浅黄友隆氏は、テスト自動化がこの10年間でどのように変わっていったのか、そして10年前と変わらなかったことを中心に語り、今後の自動テストについて語った。
-
2022/03/14
そのテスト、正しく設計できていますか? テスト技法ツール「GIHOZ」を活用したAPIテスト設計【デブサミ2022】
マイクロサービスアーキテクチャの普及や、Webブラウザのほかモバイルやスマートスピーカーなどクライアントチャネルの多様化もあって、Web APIを前提としたシステムが増加している。当然、Web APIのテストも現場では大きな課題になってくるが、株式会社ベリサーブの朱峰錦司氏は「なぜ、そのテストを実行するのか、全員で共有できているチームはどれほどあるだろうか」と疑問を抱く。そして正しいテスト技法を少し覚えるだけでも、個々のテストに対する理解はぐっと深まるという。テスト技法の初歩を、実演も交えて解...
-
2022/03/07
セキュリティ対策の主役は開発者、Snykで開発者ファーストなDevSecOpsを実現しよう【デブサミ2022】
2021年12月に発表されたApache Log4jの脆弱性は衝撃的だった。CVSSの深刻度スコアでは最高値となる10.0(緊急)で、大手メディアも採りあげたほどだ。Snyk 相澤俊幸氏は「こういった脆弱性というのは必ずまた起こります。しかし準備しておくことはできます。まだ見ぬ脆弱性の対策のためのヒントになれば」と呼びかける。
-
2022/02/10
脱レガシーコード!すべての開発者が単体テストを書く文化を作るまでの取り組み【デブスト2021】
マイケル・C・フェザーズ著の『レガシーコード改善ガイド』によると、「単体テストのないコードはレガシーコード」だという。大手企業に広く支持されている人事システム「COMPANY(カンパニー)」を開発しているWorks Human Intelligenceも、これまで結合テストに頼った開発フローを採っており、製品開発はザ・レガシーコードと言えるものだった。だが、そんな開発環境が改善され、今ではすべての開発者が単体テストを書くようになったという。Works Human Intelligenceではど...
-
2022/02/03
DevOps成功の答えは自組織の中にしかない――SB C&Sが提案する「体験」から見つける自分達に最適な文化と技術
米国の調査によると、DevOpsエンジニアの給与が上昇している。どのような背景に価値があると見なされているのか。また実際にDevOpsを実践しようとした時に、陥りがちな罠にはどういうものがあるか、理想的な方向に進むにはどうしたらいいか。ソフトウェア開発、インフラデザイン、コンサルティングなど、幅広い経験を持つSB C&S 加藤学氏におうかがいした。
-
2022/01/21
「メルカリShops」機械学習エンジニア組織立ち上げの混迷から脱却する3つのポイント【デブサミウーマン】
2019年4月に株式会社メルカリへ新卒入社した野上和加奈さん。メルカリ在籍時には機械学習を用いた写真検索システムの開発・運用を担当し、2021年4月からメルカリグループの株式会社ソウゾウへ1人目の機械学習エンジニアとして移籍。Eコマースプラットフォームである「メルカリShops」の「(商品の)おすすめ機能」を開発する過程で直面した葛藤や工夫を語る。
-
2022/01/17
ソフトウェア開発以外の現場でも活用できる「アジャイルの心」とは?「アジャイルソフトウェア開発宣言」共著者が解説
2021年11月16~17日、日本最大規模のアジャイル関連カンファレンスである「Agile Japan 2021」がオンラインで開催された。今年の基調講演には、「アジャイルソフトウェア開発宣言」の共著者の一人であるAlistair Cockburn(アリスター・コーバーン)博士が登場し、「アジャイルの心と未来の働き方」と題して、アジャイルをソフトウェア開発以外の現場でも活用する方法を解説してくれた。
-
2022/01/12
もう使いにくいとは言わせない!ますます進化する行政領域のスタートアップ【デブサミ2021夏】
デベロッパーの集まりであるデブサミでも、Developer eXperienceではないDX(Digital Transformation)が話題にのぼることが多くなってきました。そして、DXへの動きは行政領域においても活発です。このセッションでは、2017年創業のスタートアップ、グラファーの吾郷協さんと澤孝晃さんのお二人が、その行政領域で起こっていること、そしてそこでスタートアップがどのような開発を行っているかを話してくれました。
-
2021/12/10
社内でオープンソースコントリビューターのように振る舞うメリットとは? ――実践インナーソース入門
オープンソースの開発スタイルを企業内で実践するInnerSource(以下、インナーソース)は、ソフトウェア開発のスピードや品質が向上するだけでなく、縦割りの仕組みを抱える企業でサイロ化してしまった開発チームが、開発文化を変革することにも繋がります。本連載では、ソフトウェア開発に関わるそれぞれの立場の人が、インナーソースに必要な考え方や行動の価値を理解し、実践できるようになることを目標としています。第2回となる今回は、プロジェクトの垣根を越えて活動する「コントリビューター」について解説します。...
-
2021/11/29
テスト自動化を始める前に、アジャイル・DevOpsチームが考えるべきこととは? アジャイルテスティングの実現に向けた分析と戦略
本連載では、スピードと品質を両立するためのアジャイルテスティングにおける重要なキーワードである「テストの自動化」について、WebブラウザやAPIレベルのエンドツーエンドテスト(E2Eテスト、この連載でのテスト自動化は主にE2Eテストの自動化を指しています)が求められる時代背景から、戦略や戦術、組織づくり、ノーコード・SaaS型のAIを活用したテスト自動化サービスの進化と具体的な実装、ベストプラクティスを解説します。前回は、アジャイル開発やDevOpsが当たり前になった時代において求められるテス...
-
2021/11/01
受託で楽しい開発を突き詰める──「顧客と共に作る」を実現する方法とは?【デブサミ2021夏】
「受託」と「楽しい開発」。両者には縁遠いイメージを持つエンジニアが多いのではないだろうか。たしかにクライアントの言われたとおりに作るだけでは、つまらないかもしれない。だが、クライアントと共に考え、共に作る関係が構築できれば、楽しさとやりがいが生まれる。それを一つのコンセプトとして内製化支援サービスを展開しているクラスメソッドの阿部信介氏が、サービス誕生までに悩んだことや、コンセプトを考えたきっかけなどを語った。
-
2021/10/29
なぜテスト自動化は当たり前にならないのか? アジャイル・DevOps時代のスピードと品質の考え方
本連載では、スピードと品質を両立するためのアジャイルテスティングにおける重要なキーワードである「テストの自動化」について、WebブラウザやAPIレベルのエンドツーエンドテスト(E2Eテスト、この連載でのテスト自動化は主にE2Eテストの自動化を指しています)が求められる時代背景から、戦略や戦術、組織づくり、ノーコード・SaaS型のAIを活用したテスト自動化サービスの進化と具体的な実装、ベストプラクティスを解説します。第1回は、アジャイル開発やDevOpsが当たり前になった時代において求められるテ...
-
2021/10/18
「PipeCD」で始める継続的デリバリー~GitOpsとプログレッシブデリバリーの実践
第1回ではソフトウェアデリバリーの手法であるGitOpsについて説明しました。第2回ではプログレッシブデリバリーという一歩進んだ手法を説明しました。第3回となる本記事では、「PipeCD」という継続的デリバリーシステムを使って、GitOpsとプログレッシブデリバリーの実現方法を紹介します。